前半戦終了

さて17節を終えて、折り返し地点になりました。
全体的に層が分かれてきて、各チームそれぞれの目標が明確になりつつあります。
優勝争い:清水、鹿島、名古屋
連覇を続ける王者に対して、去年よもやの失速で幕を閉じた清水がリベンジ。
そこに大型補強で中位力を捨てた名古屋が三つ巴を展開、という感じになりました。
37得点の清水の攻撃力はいまやリーグ随一と言ってもいいでしょう。
無得点試合は3試合で、唯一の黒星は新潟に献上してしまいましたが、去年の経験があるだけに今年は最後まで踏ん張りそうです。
序盤に出遅れた名古屋も闘莉王がフィットしだしてからは、徐々に順位を上げてきました。
補強での選手層の厚さはNo.1なので、これからの後半に向けては有利かもしれません。
そして王者鹿島は清水との直接対決に破れたものの、相変わらずの堅守と攻撃を兼ね備えており、マルキーニョスの怪我は不安材料ですが、そう簡単には落ちないと思われます。
一方勝ち点が20に届かなかった12位FC東京以下が残留争いに絞られてきたようです。
さらに京都、湘南の下位2チームはやや離され始めているので、涼しくなるまでになんとかしないと手遅れになりそうです。
特に京都は監督交代という劇薬を既に使用済みのため、起爆剤になる何かを考えないとエレベーター復活が現実味を帯びてきています。
あとはチーム状態を考えると、序盤の不振が嘘のような無敗を続けている新潟が、ACL圏内から優勝争いまで食い込んで来そうな勢いなのと、ついに内紛まで起き始めた不振の浦和が気がつけば負け越し、2桁順位と負の連鎖から抜け出せないとさらに巻き込まれる感じなのが、これからの注目点でしょうか。
とは言えまだ半分。
これからも引き続き順位変動には注目です。