第３節　大宮　０−１　鹿島 - 徒然なるスポーツ日記

今期初観戦行って来ました。
鹿島戦も初観戦だったので、どういうサッカーをするのか、というところと、それに対して大宮がどういうサッカーで対抗するのかを興味深く見てきました。
結論から言えば、鹿島は強い、ということですね。
両サイドバックの攻め上がりの裏を徹底的にロングボールで狙い、その競り合いを拾ってあっという間にゴール前でのチャンスになる、という場面が何度も作られていました。
最後の部分で何とか詰めていた分しのいでいたのですが、失点シーンは完全にエアポケットのように、マルキーニョス、大迫に誰もついていなかったので、やられてもしょうがない、という感じでした。
それまでの攻撃がボディーブローのように効いていた結果と言えるかもしれません。
圧倒的に支配されながら、何とか最後まで喰らいついていた大宮は本当に善戦したと思います。
市川のＰＫを取ってくれていれば、ドロー以上の結果はあったかもしれないですし、安をアンカーに置いたシステムもある程度機能していたと思います。
ただラファエル、村上を欠いた状態で、途中で主税までいなくなると、今の選手層では鹿島相手の攻撃という意味では難しい状況でした。
次節再度ホームというのが救いであり、勝負どころです。
相手のＦＣ東京はホームでの相性は良くないですが、相手よりも自分達がいいサッカーができれば、結果はついてくるはず。
技術で劣るなら、メンタルで負けないくらいの気合を出して欲しいです。
では各選手ごとの評価です。

北野：5.5　何度も危ないシーンをファインセーブで救ってくれました。ただ失点シーンだけは、北野を含めた全員がちょっと緩んでしまったのが残念。連携は徐々によくなっていると思うので、次は無失点を達成しましょう。
杉山：4.5　やはり裏を狙われ続けた分、攻撃面で思い切りを出せませんでした。カードも３連続でちょっともらい過ぎです。
深谷：4.5　競り合いではまずまずでしたが、少し振り切られるシーンが多かったかと。マトとのコンビもまずまずでした。
マト：5.0　ハイボールでの競り合いは十分通用していましたが、それを相手に拾われて苦しい場面が多かったです。ＤＦリーダーとして最後まで鼓舞し続けたのが印象的でした。
坪内：4.5　村上ほどのインパクトは無いものの、攻守にバランスのとれたプレーでした。ただ足をつっての交代はちょっと頂けないですね。次のチャンスはしっかりアピールをお願いします。
安：4.5　対人戦の強さが悪い方に出ているように思います。杉山と同じくカード３枚でもらい過ぎですし、ちょっとプレースタイルを考えて欲しいですね。
橋本：4.0　こう劣勢の中では、あまり生きる場所が無かったように思います。余裕が無い状態でのプレーの幅を広げないと厳しいですね。
金澤：4.5　守備に追われた中で、攻撃の目を摘む場面もありましたが、そこでしか目立てないのが現状。もうワンランク上を目指して欲しいです。
内田：4.0　やはり守備に追われた状態で、なかなか目立つ場面がありませんでした。状況を打開する武器を見つけて欲しいです。
藤本：4.5　攻撃の起点になろうと頑張っていましたが、無念の怪我で交代。そこそこ効いていたようですが、やはりラファエル抜きでの形が見えないです。
石原：4.0　１トップはやはり向いてないですね。もう１人のＦＷとのコンビでこそ生きる選手です。次は２トップでしっかり魅せて欲しいです。
市川：4.5　気合十分もボールがほとんど前に来ない状況では仕方無し。唯一のゴール前への侵入はＰＫだと思うんだけど、リプレイを見てないので、オレアルで確認します。
土岐田：4.0　やっぱりサイドバックじゃないですよ。失点シーンも運動量で戻ってはいたものの、あれだけ楽に入れさせちゃダメでしょ。
渡部：評価無し　難しい場面で入ることが多いので、スタートから見てみたいです。練習見てると行けそうなんだけどなあ。
張監督：4.5　負傷もあって早めに３枚とも使い切る珍しいパターン。ただ交代内容はそんなに間違ってなかったし、システムもそこそこ機能していたので、あとはラファエル抜きの攻撃をどうするかを早く確立して欲しい。うちは後半戦から巻き返しなんて余裕は無いはずだから。