J1 第22節

  • 大宮3−0清水

33.6度という猛暑の3時キックオフ。
やはり連戦の清水には辛かったのかいつもの運動量は無く、監督の檄に応える気力も尽きた感じです。
長谷川監督が「言い訳はしません」とは言いましたが、前半終了間際の失点がかなりダメージになったと思います。
ロースコアに持ち込んでカウンターで1点取って勝つ、がこの状況でのベストでしょうから。
一方我らが大宮はしっかりと運動量で圧倒し、チャンスをつくれていたのが良かったですね。
ハンデがあっても攻めあぐねる悪い癖は出ずに、ラファエルの溜めとチョンスのスピードを生かして、周りもよく動けていたと思います。
ここに石原が加わって完成された3トップを見ることができれば、と思わず期待してしまいます。
次節アウェイ鹿島という厳しい試合ですが、どういう戦い方を鈴木監督がチョイスし、それを実行できるかどうかに注目したいです。
あと坪内が退場になっても拍手で迎えられたのと、終了前の村上の鬼のようなチェイスに沸いたのが、自分にとって大宮が変わったと感じさせられるシーンでした。

こっちも33.1度と猛暑の中で、広島がアウェイで上手く引き分けたという感じです。
寿人まで怪我をした広島が先制されながら追いついたのはさすがだと思います。
一方セレッソは乾が代表ショックから立ち直れないのか、調子が下降気味なのがチーム全体に影響しそうで怖いです。

  • 磐田3−2湘南

前田がよかったのか、湘南DF陣が悪すぎるのか。
反町さんがあんだけVTR見せたのに、と言い訳しているのを見ていると、後者のような気がします。

  • 川崎1−3横浜

ついに3連勝達成で上昇ムードに乗ってきました。
大宮と同様に相手のコンディションのハンデがあったにせよ、山瀬の調子が上がってきたのが大きいと思います。
それに絡む俊輔、兵藤もいい感じで、次節首位名古屋を止めて欲しいですね。
一方の川崎はやはりDF陣の駒が足りてない感じで、ちょっと停滞してしまいそうな負け方でした。

  • 京都3−0神戸

まあエノタツはしょうがないというか、またかよというか、監督解任の決定打になってしまいました。
三浦さんは大宮でお世話になったので、こういう形での解任は残念ですが、結果を突きつけられると妥当かなとも思います。

  • 鹿島1−0仙台

苦しいときでもこういう勝ち方ができるのが鹿島らしいですが、仙台が健闘したとも言えるかもしれません。
ただ手倉森監督のポジティブさは見習う必要がありますね。

  • 新潟1−2G大阪

リシャルデスを欠いて、矢野が抜けた穴が埋まらない状態では、連敗もやむ無しかと。
しかしあれだけ序盤不調だったのに、これが今期初の連敗とは驚きです。
あとドド喜び過ぎ。いい人そうだけど。

  • 山形0−1名古屋

こういう勝ち方をしだしたのは、名古屋が優勝に近づいている証拠かも。
最小得点差だけど順当勝ちみたいな評価は、本当に実力差があるわけで、もはや中位力は存在していないようです。

  • 東京0−1浦和

泥沼にはまった東京がさらに怪我人を出してゲームを作れず。
守備ではまたしても森重がPK献上し、攻撃では相手のバー、ポスト選手のコンビを崩せず。
城福監督は続投だそうで、どうやってこの負の連鎖から抜け出すか、それともこのまま埋もれてしまうのか……
で優勝争いは、名古屋がついに勝ち点7差をつけて完全に抜け出しました。
今の名古屋が3連敗のように崩れるのは考えにくいので、上位同士の直接対決を残している清水、C大阪、鹿島が揃って勝たないと、このまま逃げ切りも十分有り得そうです。
一方残留争いは、ついに京都が最下位を脱出したものの、こちらも勝ち点7差があるので以前苦しい状況です。
ただ上位と違って連敗は十分に有り得るので、まだ終わってはいない状況だと思います。
あとは勝ち点21組の中で、監督交代に踏み切った神戸がどう変わってくるか、次節広島戦に注目です。