準決勝

  • ドイツ0−2イタリア

最初から最後までガチンコの名勝負でした。
イタリア守備陣が素晴らしいディフェンスを見せたんですが、それにも劣らないドイツのゲームコントロール。本当に見ごたえのある試合でした。
イタリアはやはりカンナバーロ。最後までイタリアDFを率いて、ドイツ攻撃陣にプレッシャーを与え続けて、ブッフォンを危険な状態にさせてませんでした。
一方のドイツはバラック、クローゼを軸にイタリア守備陣に挑み続けたんですが、シュヴァインシュタイガーの調子がいまひとつだったのが、最後まで崩せなかった原因かも。
途中出場のオドンコーもスピードを見せつけたんですが、クロスの精度が今ひとつ。
そして先制点となったグロッソのシュートは圧巻の一言。さすがのレーマンでもあれは取れないでしょう。
その前のピルロのキープからのパス出しも絶妙でしたが、あそこであのシュートを打てるグロッソはさすがでした。
2点目のデルピエロも簡単そうに決めましたが、ダイレクトでさらっとあの位置へ蹴れることがすごいです。

序盤はポルトガルの攻撃陣がかなり攻勢に出て、フランス守備陣ががっちり受け止めるという、非常に面白い展開だったのですが、33分のシミュレーション気味のPKで台無しになってしまいました。
フランスは完全に引いた陣形でたいした攻撃の形を見せることもなく、ポルトガルも跳ね返され続ける攻撃の流れを変えるスーパーサブがいないので結局個人技で無理な攻撃の繰り返しでした。
最後のフィーゴのヘッドが外れてしまったのが、なんともフィーゴの最後を印象づけるようなシーンで、かなり記憶に残ってます。