大宮アルディージャ 藤本主税

来る時が来た、というのが率直な感想で、正直来年あたりかとは思っていましたが、やはり寂しいですね。
藤本主税
背番号11。
攻撃的MF。
精神的主柱。
キャプテン。
ずっと主税と一緒に戦って、残留を毎年勝ち取ってきました。
色んな場面が思い出されますが、自分には2007年33節アウェイF東京戦が一番印象に残ってます。
広島との勝ち点差が無い中で、どうしても勝ちたかったこの試合。
先制されるも宏太の鋭いチェックからのカウンターで決めた同点ゴール。
阿波踊りも踊らずに、すぐにボールを拾って走り出した主税には、この試合に勝ちたいという気持ちが伝わりました。
後半35分に退くもベンチでもずっと勝ちたい、という気持ちを出し続けた主税。
あの時のゴール裏もある意味異様な雰囲気に包まれていたのを思い出します。
そしてそれらの想いを載せて、レアンドロが劇的なゴールを叩き込み、残留を手にすることができました。
もちろん他にも片岡の頭鷲掴みや、300試合記念ゴール、異議のイエローと、色んな場面が浮かびますが、きりがないのでこの辺で。
明日の試合で大宮の選手としての主税は最後になります。
悔いのないように精一杯声を出して、共に戦い、そして感謝を伝えたいと思います。

J2昇格争い

こちらもいよいよ残り4試合で、各チーム正念場を迎えました。
断トツの昇格予想に、一度は危うさを見せながらも、さすがに選手のレベルの高さと厚さを持って乗り切ったFC東京が、ようやく昇格目前にこぎつけました。
まああんな弾幕出した時点で、簡単にいかないフラグになるのはみんな分かってたと思うんですが、さすがに千葉の二の舞にはならなかったですね。
でも昇格後を考えると、やはり危うさが見え隠れしているのも事実で、ここから先どういう陣容を整えていくのかに注目したいです。
で、2位につけている鳥栖も悲願に向けて、着々と勝ち点を重ねて来ました。
岐阜とのバカ試合はご愛嬌ですが、首位の東京と遜色無い成績を見る限りは、オリ10最後の昇格が現実のものになりそうです。
ただ最終節が昇格争い中の徳島なのが嫌なところ。
それまでに決められるかどうかに注目。
で、必死なのが3位徳島、4位札幌の争い。
初昇格のかかる徳島が、3度目の昇格を目指す札幌を乗り越えられるか、という雰囲気で、どちらも前節のように勝ち切る強さが無いので、最後までもつれそうな予感。
で数字上は、5位東京V(52)、6位千葉(52)、7位北九州(51)、8位栃木(50)、9位京都(49)、10位熊本(47)までが可能性を残してます。
こう見ると今年の昇格レースは大混戦だったことが分かりますね。
来年はプレーオフもあるので、シーズンが終わるまでは目が離せない状況になりそうです。
まあ現実的なところだと、東京Vがかろうじてという感じで、やはり徳島、札幌、やや有利な鳥栖という感じでしょう。
初昇格コンビで決まれば、四国に初のJ1となるので、帰省を兼ねてアウェイ参戦もいいかも、と思ってます。
ちなみに実家は高知です。カツオーレ→カットゥーオは全然ダメだし、やはり野球王国では難しい。カマタマが上がると取り残される……

J1残留争い

いやあロスタイム含めてほぼフルタイム、跳ね返せって感じで声出ししてました。
まあアウェイ王者の大宮にとって、ホーム不調の川崎にはゴールを割ることができないようになってた、ということでしょう。
というわけで、大宮も川崎、新潟と同じ勝ち点38ラインに到達したので、数字上の可能性は残ってますが、ほぼ残留ということでいいかと。
なので事実上、浦和、甲府の一騎打ちでしょう。
そう思えば思うほど、前節の甲府の逆転負けは痛かったですね。
完全にプレーが切れた状態で、止まっている選手がたくさんいたのが、非常に印象的でした。
気が付いたら森谷のゴールが決まってた、みたいな。
勝ち点差が変わらなかったのが救いですね。
で、一方の浦和なんですが、まあマリノス戦、ナビスコ決勝はなんだったのか、というくらい何も無い試合でしたね。
山田、鈴木がいないことを差し引いても、こうも組織が出来てないのか、を再確認した試合じゃないでしょうか。
いっそのことドン引きで、とも思ったのですが、大体競り合いや空中戦でも簡単に離しちゃうディフェンスをどうにかしないと、失点は無くならないでしょうし、いまさら新しいことも出来ないので、現実的な答えを堀監督がどこまで追求できるかにかかってきそうです。

J1優勝争い

3チームとも勝ち点3を積み重ねて、あと3試合。
しかし新潟がキーになると思いきや、まさかのシステム変更で自滅気味に崩壊して、ますます残りのG大阪、名古屋が嫌な感じに。
しかしさすがに終盤戦のホームゲームは落とさないですね。
うちもこれを見習って欲しい……

J1残留争い

こちらもあと4試合になって、対象チームが絞られてきました。
可能性という意味では、9位C大阪以下なんですが、現実的には13位神戸の勝ち点37辺りまでだと思います。
福岡は残念ながら降格が決まってしまったので、残る2つの降格枠に、神戸、大宮、浦和、甲府、山形の5チームが残留を争う状況です。
ただ山形については、今節にも降格が決まる可能性があるくらいにギリギリの状況です。
さらに現実的に考えれば、残る1つの降格枠を大宮、浦和、甲府が争う、というのが残留争いの現状だと思います。
ということでこの3チームの残り4試合は、

大宮(35 8勝11敗11分 得31失42差−11)
A川崎−ホームで完敗も、今年のアウェイと川崎のホーム状況を考えると可能性も。
H鹿島−以前苦手意識があるものの、開幕戦のドローを思い出せれば。
A広島−何気に勝ってるが、相手がホーム最終戦なのでモチベーション的に微妙。
甲府−ここまでに決めておきたいが、そうで無いと今年のホームでは……

浦和(32 7勝12敗11分 得33失36差−3)
H磐田−ナビスコのダメージの乗り越えて、リーグ戦連勝を目指すが。
H仙台−堅守を打ち破る方法が有るのか、無いのか。
A福岡−ここで勝ち点を計算できないと他の状況次第では苦しい。
H柏−優勝争いが掛かった相手だと、勢いの差で飲まれる可能性が。

甲府(30 8勝16敗6分 得36失56差−20)
H横浜M−相手が立ち直っていなければ、古巣相手のマイク炸裂か。
A磐田−前田とマイクの代表FW対決は見ものだが、それを防ぐ守備の差がカギ。
H新潟−優勝争いの相手ばかりをしている新潟が、どういうモチベーションで来るのか。
A大宮−可能性を残していれば、ここが最後の踏ん張りどころ。

単純に甲府が苦しい状況ですが、ハーフナーマイクという武器を使って、どこまで勝ち点を上げられるかが焦点になってくるでしょう。
大宮、浦和ともそれなりに厳しい相手ですし、特に浦和は唯一下位チームの福岡戦を残しているので、ここで勝ち点3を取って有利にしないと、最終節の柏戦が厳しい状況になるのが怖いです。
大宮も最終節に甲府戦があるので、そこで逆転の目があるとこちらも怖い状況になります。

まあどういう状況であれ、サポーターにできることはチームを信じて応援することだけです。
ということで明日等々力に行ってきます。
残留力やアウェイ力でも何でもいいです。
勝ち点3を持って帰りましょう!

J1優勝争い

あと4試合で、リーグ戦5試合勝ちのない横浜が脱落し、3チームによるクライマックスを迎えました。
得失点差を考慮すると、柏とG大阪、名古屋の差は1勝差しか無いので、十分順位の入れ替わりがあり得る状況です。
失点の少ない柏、名古屋に対して、猛烈な攻撃力で圧倒するG大阪の対比が非常に面白いですが、前にも書いた通り柏の引き分け2という数字が柏の今年を象徴しているように思います。
確かに不甲斐無い試合をして完敗することもありますが、勝ち切る力があるのは非常に強い証拠だと思います。
北嶋、田中、レドミ、ワグネルと試合を決定づけることのできる選手が多い印象もあります。
ここからの4試合をざっとプレビューすると、
H新潟−3連勝と勢いのある新潟が相手で、ホームとはいえ油断ができない試合。
A清水−タレントが揃ってきて開幕当初とは全く違うサッカーをしている清水。これも要注意。
C大阪−良い時と悪い時の差が激しいチームゆえに、相手の状態次第では苦戦必至。
A浦和−残留が決まっているかどうかで、難しくなりそうな試合。
というわけで、非常に難しい相手が残った感じです。
まあこれを乗り越えるくらいの力が無いと優勝できない、と言ってしまえばそれまでですが。
一方追いかける立場になっている、残りの2チームはというと、遠藤が復帰の一方で、高木が怪我と、なかなかメンバーが揃わないG大阪ですが、それでもなんとかしてしまうのが怖いところ。
代役が活躍したり、残ったメンバーが奮起したりで、結局いつものガンバになれるのが大きいですね。
残り4試合については、
H鹿島−ナビスコ優勝で少し持ち直すかもだが、打ち合いになれば勝機有りか。
A新潟−柏に続いての優勝争いいじめになると嫌な相手。
H仙台−ほぼダブルスコア同志の堅守対猛攻。単純に考えても面白い試合。
A清水−こちらも柏と同じ状況になる可能性は高い。
新潟、清水と嫌な相手が重なっているので、柏の結果次第では有利に働くかも。
まあそんな前提を必要としないくらいの攻撃力を出し続けることができれば、優勝は自ずと近づくかと。
2連覇を目指す名古屋は、29節でG大阪との直接対決に圧勝したことで、勢いが出てきたかもしれません。
前節も大宮相手に再逆転で勝ち点3を死守して、去年の様に勝ち切る戦いができるようになったのは大きいです。
こちらも残り4試合を見ると、
C大阪−ムラのあるチームながら清武が戻ってきたのは怖いです。
A横浜M−脱落してモチベーション的にも落ちた相手をしっかり叩けるか。
H山形−既に残留が無くなった状況であれば、なお勝ち切れる試合になりそう。
A新潟−優勝争い3チーム全てとの対戦なので、先に終わった2チーム次第でプレッシャーになるかも。
怪我人が怖いのはどのチームもでしょうが、特に名古屋は抜けると苦しくなる選手が多いように思います。
ダニルソンの復帰もある状況で、これ以上主力が抜けなければ十分可能性はあるでしょう。